Column

Home  >  Column  >   雁の飛行

2024.09.06

雁の飛行

北の空に向かう

雁の群れを見つけました


秋ですね

V型で飛行する雁の群れ


誰が先頭を決め

誰が行き先を決めているのだろう? 


「何万年」もこうして受け継がれてきたのだから

人間では理解できないのかも

神秘的ですね


雁といえば

雁行形(雁行陣)という言葉の元にもなった

独特な群れの形で知られてますよね

テニスではよく使われます


群れのリーダーは

当然、先頭を行く鳥で

彼が集団の行き先を決めるみたいに見えます


もしそうだったら

カッコいいですね



この独特の群れの形には 実は科学的な理由があって

雁が羽ばたくとき、左右斜め後方に空気の渦が出来る。

この渦が上昇気流を作るため

雁は飛びやすいように、仲間の斜め後ろに配置する そうです



気流は、群れの後ろに行けば行くほど、

渦の効果が強くなる為、飛ぶ負担が軽くなるそうです



だから、群れの最後尾には

若くて未熟な鳥だったり、年老いた鳥が配置される。

って書いてありました。



本当なら 凄い‼


最もつらいのは、先頭を行く雁


誰の渦に頼ることも出来ないうえに

彼の作る渦に群れのすべての鳥が乗ることになるため

誰よりも強く羽ばたかなくてはならない


つまり

先頭の彼は、自分ひとりのためだけでなく

群れすべてのために羽ばたくんですね



「リーダーの役割」とは、何か? を

雁の群れから教えてもらいました


pagetop